台湾智慧財産局(台湾特許庁)、AIによる図形商標調査ツールの提供を開始

台湾智慧財産局(台湾特許庁)は、AIを活用した図形商標調査検索ツール「以圖找圖商標檢索系統」の提供を開始しました。検索ツールでは、検索したい図形商標の画像をアップロードすることで、類似または同一の商標を検索することができます。

1.概要
 画像をアップロードすることにより、類似する商標をAIが検索し、結果を提示する。

2.現在の利用状況と制限
 試験段階:正式なサービス提供前に、現行の「圖形近似檢索」を主要な検索手段として利用。
 将来の展望:商標登録の審査時間の短縮や、商標権のより効果的な保護を目指す。

3.システムの特徴等
 検出率:類似商標の検出精度は高く、特に、図形と文字の組み合わせ商標で有効。
 検索オプション:全45クラスの商標データベースをカバーし、最大1000件の商標を提示可能。
 利用者へのアドバイス:商標出願前にシステムを利用し、検索結果を申請資料に添付することで、審査過程がスムーズに。

以圖找圖商標檢索系統ページ(https://cloud.tipo.gov.tw/S282/S282WV1/)より

関連記事

  1. 代表者が保有する商標権を会社に移転する場合に留意すべき事項
  2. 「中小企業のPMIを促進するための実践ツール・活用ガイドブック・…
  3. 米国出願:非DOCX形式出願への追加手数料適用開始(2024年1…
  4. 抑えておきたい個人情報保護(中小企業向け)
  5. 特許出願の受領書へのDASアクセスコード記載の廃止
  6. 商標審査基準が改訂されます(2024年4月1日から)
  7. プロセスエコノミーと知的財産権(前編)
  8. 特許情報プラットフォームの機能が改善されました(2024/2/2…
PAGE TOP