2022年1月1日より、米国特許商標庁(USPTO)への特許出願は、Patent Centerを通じて、DOCX形式で行えるようになりました。
そして、2024年1月17日から、DOCX形式以外の明細書を提出する場合は、出願時に追加手数料(Non-DOCX filing surcharge:$400.00)が課されることになりました。
Non-DOCX filing surchargeの適用対象出願は、以下の通りです。
35 USC 111(a)に基づく
・Non-provisional出願
・パリルート出願
・バイパス出願
・継続出願
・分割出願
・一部継続出願
※仮出願、意匠出願、PCTの国内移行、USPTOが受理官庁のPCT出願は対象外
なお、バックアップファイルとして(DOCX形式と併せて)PDF形式の明細書を提出することは可能です。
また、図面は、DOCX形式提出要件の対象外です。
<備考>
DOCX形式のファイルは、Microsoft Word 2007以上、Google Docs、Office Online、LibreOffice、Pages for Macで作成できます。
DOCXサービスは、MathMLのような数式編集ソフトウェアや、ChemDrawのような化学構造編集ソフトウェアを完全にサポートしています。さらに、化学構造及び数式を含むファイルについては、承認されたフォントを使用すれば、正しく処理されます。ただし、数式を含む明細書においては、数式の内容を正確に保持するために、Cambria Mathフォントを使用することをお勧めします。
DOCX形式のファイルで使用できるフォントは、こちらでご確認下さい。
また、DOCX形式のファイルで使用できるセクションヘッダーは、こちらをご参照下さい。